5月になると、私たちの電話が鳴り続けます。
「床から羽アリが大量に出てきた」「窓のまわりが真っ黒になっている」——毎年この季節、パニック状態のお客様からの連絡が集中します。奈良県でシロアリ防除を専門に20年以上、この光景を繰り返し見てきました。
そして、ほぼ全員が口をそろえてこう言います。 「もっと早く相談しておけばよかった」
羽アリが出た時点で、床下ではすでに深刻な被害が進んでいます。慌てて連絡をいただいても、5月の繁忙期はすぐに駆けつけられないこともある。悔しいけれど、それが現実です。
このコラムは、そうなる前に読んでほしくて書きました。羽アリが飛び始める前の今だからこそ、知っておいてほしいことがあります。
羽アリが出るということは、どういうことか
毎年5月になると、奈良県でシロアリ防除を専門に行って20年以上の私たちのもとには、「家の中に羽アリが大量に出た!」という連絡が集中します。実際に羽アリが出た瞬間というのは、数匹がパラパラと飛ぶような穏やかなものではありません。床の隙間や窓のサッシから、数百〜数千匹が一気に湧き出てくることも珍しくなく、初めて経験する方のほとんどが、パニック状態で電話をかけてこられます。
このページを読んでいるあなたは、まだそのような状況になっていないはずです。だからこそ、今のうちに「羽アリが出るということはどういうことか」を落ち着いて知っておいてください。いざという時に、冷静に動けるかどうかが大きく変わります。
シロアリは普段、姿を見せない
シロアリは光や外気を嫌い、土の中や木材の内部など暗くて湿った場所にひっそりと巣(コロニー)を作って生活しています。そのため、よほど意識して点検しない限り、日常生活の中でシロアリの姿を直接目にすることはほとんどありません。
「うちにシロアリがいるかどうかわからない」という方が多いのは、このためです。被害が進んでいても、表面上はなにも変わらないように見えることが多く、気づいた時には相当なダメージを受けていた、というケースが現場では後を絶ちません。
羽アリが飛び立つのは、巣が「成熟した」証拠
羽アリとして飛び立つのは、コロニーの中で特別に育てられた生殖のための個体です。巣が十分に大きく成熟すると、次の女王・王となる候補たちが羽アリとなって一斉に飛び立ち、新しい巣を作るために旅立ちます。
つまり羽アリが出た時点で、すでに家のどこかに成熟したコロニーが存在しているということです。「これからシロアリが来るかもしれない」という予兆ではなく、「すでに巣がある」という現実のサインです。
さらに注意が必要なのは、羽アリが飛び立った後も巣はなくならないという点です。飛び立つのはコロニーのごく一部。残った働きアリと女王アリはその後も活動を続け、木材を食い続けます。羽アリが見えなくなったからといって、問題が解決したわけではありません。
奈良県でヤマトシロアリが飛ぶのはいつ?
日本の住宅に最も多く被害を与えるのが「ヤマトシロアリ」です。奈良県内での実績をもとにすると、ヤマトシロアリの羽アリが飛び立つのは4月下旬から5月にかけて。盆地特有の寒暖差があるため、気温が20℃を超えた晴れた日の午前中、特に雨上がりの翌朝に多く見られます。
【奈良県でヤマトシロアリが飛び立つ条件の目安】
- 時期:4月下旬〜5月
- 天候:雨上がりの翌日・晴れた日
- 時間帯:午前中(10時前後がピーク)
- 気温:20℃以上(奈良県内での実績より)
「出てから動く」では遅い理由
羽アリが出た後に慌てて連絡しようとしても、5月の繁忙期は対応が集中しており、すぐに駆けつけられないことがあります。また、羽アリが出るほど成熟した巣がある場合、すでに床下や柱への被害はかなり進んでいる可能性があります。
早めに動くほど、被害を最小限に抑えられる。これがシロアリ対策の鉄則です。
羽アリが出やすい家の共通点
シロアリの被害に遭うのは、古くて傷んだ家だけと思っていませんか。実際には、一見きれいに見える家でも被害が進んでいるケースは珍しくありません。20年以上の現場経験から見えてきた、羽アリが出やすい家の共通点をお伝えします。
床下の湿気が多い
シロアリが最も好む環境は、湿気が多く、暗くて暖かい場所です。床下の換気が不十分だったり、雨漏りや水漏れを長期間放置していたりすると、シロアリにとって理想的な環境が出来上がってしまいます。
奈良県は盆地特有の気候により、夏は蒸し暑く湿気がこもりやすい地域です。また朝晩の冷え込みによって床下に結露が発生しやすく、山の近くで涼しいから大丈夫と思っていても、その分湿気が多くシロアリのリスクが高いケースも少なくありません。
木材が土に直接触れている
庭木を支える添え木、ウッドデッキ、庭の隅に積み上げた廃材、まとめて捨てようと思っている段ボール、古い枕木を使ったガーデニング——心当たりはありませんか。
シロアリはこれらを食べたり巣にしたりしながら、基礎を伝って壁や床下へと侵入していきます。家の外にあるものだから関係ないと思いがちですが、実は家のすぐそばにあるこうした素材こそが、シロアリを住宅へと引き寄せる入口になっているのです。
前回の防除から5年以上経っている
シロアリの防除薬剤の効果は、一般的に5年程度とされています。以前に一度やったから大丈夫と安心していても、効果が切れていれば無防備な状態と変わりません。
また、ハウスメーカーの新築住宅に施されるシロアリ防除処理の保証期間は、多くの場合10年間です。その保証が切れるタイミングを把握していない方が多く、気づかないまま数年が過ぎてしまっているケースも現場ではよく見受けられます。
周囲に古い建物が多い
シロアリは地中を通じて隣接する建物へと移動します。奈良県内には歴史的な町並みが残るエリアも多く、古い木造住宅が密集している地域では周囲の建物からシロアリが移ってきたというケースも現場では珍しくありません。新しい家だからといって油断は禁物です。
水まわりのトラブルを放置している
キッチンや洗面所、浴室まわりの水漏れ、屋根や外壁からの雨漏りは、床下や壁内の湿度を上げ続けます。シロアリは水を求めて移動する習性があるため、水まわりのトラブルがある家は被害を受けやすい傾向があります。少し水漏れしているけど、まあいいかという放置が、シロアリを招く原因になっていることがあります。
チェックリスト:あなたの家は大丈夫?
- 床下の換気口が塞がっていたり、数が少ない
- 庭や家のまわりに廃材・段ボール・古い木材が放置されている
- 前回の防除・点検から5年以上経っている
- ハウスメーカーの10年保証が切れている、または切れそう
- 水まわりや雨漏りのトラブルを放置している
- 周囲に古い木造住宅が多い
1つでも当てはまる場合は、羽アリが飛び始める前の今が、点検を検討するベストタイミングです。
梅雨前に自分でできる5つのこと
羽アリが出る前に、自分でできることはあります。専門的な知識がなくても取り組める5つのことをご紹介します。完璧にやろうとする必要はありません。できることから始めることが大切です。
1. 床下の換気口まわりを確認する
床下の換気口が落ち葉や土で塞がっていないか、確認してみてください。換気口が塞がると床下の湿気が逃げられなくなり、シロアリが好む環境が生まれやすくなります。また、荷物や植木鉢を換気口のそばに置いている場合は、風通しを妨げないよう移動させましょう。
2. 家のまわりの木材・廃材・段ボールを片付ける
前の章でお伝えした通り、家のまわりに置かれた木材や段ボールはシロアリを引き寄せる原因になります。まとめて捨てようと思ったまま放置しているものがあれば、この機会に処分しましょう。ウッドデッキや庭木の添え木など、すぐに撤去できないものは、定期的に状態を確認する習慣をつけておくことが大切です。
3. 水まわりの水漏れ・雨漏りを確認する
キッチンや洗面所、浴室の床下や壁まわりに水漏れがないか確認してみてください。また、雨の日に天井や壁にシミが出ていないかも見ておきましょう。小さな水漏れでも長期間放置すると、じわじわと床下の湿度を上げ続けます。気になる箇所があれば早めに修繕することをおすすめします。
4. 床下収納から目視点検してみる
キッチンや洗面所に床下収納がある場合は、フタを開けて中をのぞいてみてください。床下の状態を直接確認できる数少ない場所です。土が湿っていたり、木材が黒ずんでいたり、泥のような筋(蟻道)が見えたりする場合は、専門家への相談を検討してください。
5. 前回の防除・点検からの年数を確認する
いつシロアリの防除や点検を行ったか、記録や書類を確認してみましょう。5年以上経過している場合、または新築時の10年保証が切れている場合は、改めて点検を検討するタイミングです。書類が見当たらない場合は、施工した会社に問い合わせてみるか、新たに点検を依頼することをおすすめします。
これらは今日からでも取り組める内容です。できるものから、ひとつずつ始めてみてください。
自分での点検に限界がある理由
前の章でお伝えした5つのことは、どれも大切な取り組みです。ただ、正直にお伝えしなければならないことがあります。それは、自分でできる点検には、どうしても限界があるということです。
シロアリ被害は「見えない場所」で進む
シロアリが最も活発に活動するのは、床下や壁の内部、柱の中といった、目に見えない場所です。表面上はなにも変わらないように見えても、内側では木材がスカスカになるほど食い荒らされていたというケースは、現場では決して珍しくありません。
床下収納からのぞいて異常がなかったとしても、それはあくまで見える範囲に問題がないというだけです。床下全体を這いながら隅々まで確認し、蟻道や被害の痕跡を見つけるには、専門的な知識と経験が必要です。
「異常なし」と「問題なし」は違う
自分で点検して異常が見つからなかった場合、多くの方が「うちは大丈夫」と安心します。しかしそれは「自分の目に見える範囲では異常がなかった」というだけであり、「シロアリがいない」ことの証明にはなりません。
20年以上の現場経験の中で、自己点検で問題なしと判断していたお宅を調査したところ、床下で深刻な被害が見つかったというケースを何度も経験しています。
早めの点検が、結果的に費用を抑える
シロアリ被害は、早期に発見するほど駆除の範囲が小さく済み、費用も抑えられます。反対に、発見が遅れるほど被害は広がり、駆除だけでなく木材の補修や床の張り替えといった大がかりな工事が必要になることもあります。
また、5月の繁忙期は点検・駆除の依頼が集中します。羽アリが飛び始める前の今の時期に依頼することで、希望の日程で対応してもらいやすくなります。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。現地調査・点検は無料で承っております。
いつ、誰に頼むのがベストか
「シロアリの点検や防除は、羽アリが出てから考えればいい」と思っている方が多いのですが、実はそのタイミングでは遅いことがほとんどです。では、いつ、誰に頼むのが最善なのでしょうか。
点検・防除の理想のタイミングは「今」
シロアリ対策の理想のタイミングは、羽アリが飛び始める前の3月から4月です。この時期に点検・防除を済ませておくことで、万が一シロアリが潜んでいた場合でも、羽アリが飛び立つ前に手を打つことができます。
反対に、羽アリが出てから慌てて依頼しようとすると、5月の繁忙期と重なり予約が取りにくくなります。さらにその時点ではすでに被害が広がっている可能性が高く、駆除だけでなく補修工事が必要になるケースも出てきます。
定期点検・防除のサイクルを持つ
シロアリ対策は一度やって終わりではありません。防除薬剤の効果が続く5年を目安に、定期的な点検と防除を繰り返すことが、長く安心して住み続けるための基本です。
ハウスメーカーの10年保証が切れたタイミング、またはそれ以降5年ごとを目安にスケジュールを立てておくと、慌てることなく計画的に対応できます。
信頼できる業者の見極め方
シロアリ防除を依頼する際に大切なのは、地域の実情をよく知っている専門家に頼むことです。奈良県は盆地特有の気候や古民家の多いエリアなど、地域ならではのリスクがあります。全国展開の業者よりも、地元で長年実績を積んできた専門家のほうが、こうした地域特性を踏まえた適切な対応ができます。
また、点検の結果をきちんと説明してくれるか、不必要な工事を勧めてこないか、見積もりの内容が明確かどうかも、信頼できる業者かどうかを判断する大切なポイントです。
まとめ
毎年5月、奈良県では多くのご家庭でヤマトシロアリの羽アリが一斉に飛び立ちます。そしてその度に、パニック状態で私たちに連絡をくださるお客様がいます。20年以上この仕事を続けてきた中で、毎年繰り返されるこの光景を見るたびに、もう少し早く知っておいてもらえたら、と感じてきました。
シロアリは普段、姿を見せません。被害は静かに、見えない場所で進んでいきます。羽アリが出た時点ではすでに巣が成熟しており、床下や柱へのダメージはかなり進んでいることがほとんどです。
だからこそ、羽アリが飛び始める前の今が、最も大切な時期です。
家のまわりの片付け、換気口の確認、水まわりのチェック——今日からできることはあります。そして、自分での点検に限界を感じたら、ぜひ早めにご相談ください。早く動くほど、被害を小さく抑えることができます。
奈良県でシロアリ防除を専門に20年以上、地域のお住まいを守り続けてきた私たちが、丁寧に対応いたします。
▼GWに羽アリを見つけたら、まず読んでください

▼「一度やったから大丈夫」が一番危ない

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「もしかしてシロアリ?」と不安になったら、まずは無料点検を。
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