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床下浸水でシロアリの保証が切れることも。大雨・台風のあとに確認したいこと

大雨や台風の後に床下で起きていることを表現した画像
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奈良・木津川・精華町・大阪北東部の皆様、こんにちは。株式会社ヤマト産業です。

大雨や台風が過ぎたあと、「うちは浸水しなかったから大丈夫」と、そのまま過ごしていませんか。

家の中に水が入っていなくても、床の下は日も風も届きにくく、雨のあとの湿気が抜けるまでに時間がかかります。湿ったまま残った木材は、シロアリにとって暮らしやすい場所です。

2026年6月26日の大雨では、奈良県の速報値(同日17時時点)で床上浸水13棟、床下浸水44棟の被害が出ました。台風は8月と9月に多く、10月に来ることもあります。まだしばらくは大雨に備えておきましょう。

この記事では、次の3つを順に説明します。

  • 雨と湿気がシロアリを呼ぶ理由
  • 床下浸水したときに最初にやること、やらないほうがいいこと
  • 浸水していない家でも見ておきたい5つの場所

読み終えるころには、次の雨のあとに自分の家のどこを見ればいいかがわかります。

目次

雨と湿気がシロアリを呼ぶ理由

シロアリは、どの家にも同じように来るわけではありません。湿気の多い場所ほど狙われやすく、大雨のあとはその条件がそろいやすくなります。まずは、その仕組みから見ていきましょう。

ヤマトシロアリは水を運べないから、湿った場所に集まる

日本の家に被害を出すシロアリの多くはヤマトシロアリで、家屋被害のおよそ8割を占めるといわれています。奈良県内でも、私たちが現場で見るシロアリ被害の9割以上はヤマトシロアリです。

ヤマトシロアリには、水を運ぶ力がありません。そのため、もともと湿った場所を好み、浴室や台所、洗面所といった水回りの床下に被害が多く見られます。

湿気がたまりやすい家の条件

一度の大雨でぬれた床下は、思っているより早く乾きます。シロアリが好むのは、湿気がずっと続く床下です。

家の建て方や土地によって、湿気のたまりやすさは変わります。

  • 布基礎で、床下が土のままの家:地面からの湿気が上がりやすい
  • 周りの道路や土地より低い敷地:雨水が流れ込みやすい
  • もともと田んぼや湿地だった土地:造成のときに土壌改良が十分でないと、湿気が多くなりやすい

ご自宅がどれかに当てはまるか、一度確かめておくと、雨のあとにどこまで気をつければいいかの目安になります。床下の湿気がカビや木材の傷みにつながる仕組みは、「床下はカビと湿気の天国?シロアリ予防だけじゃない『床下点検』が家の寿命を延ばすワケ」で詳しく書いています。

上からの水にも注意(雨漏り)

シロアリは地面から来るもの、と思われがちですが、雨漏りもきっかけになります。

私たちの現場でも、雨漏りが原因で2階の天井まで食害にあっていた家や、1階の天井と2階の床のあいだにまで被害が及んでいた家がありました。水が入り続ける場所があれば、床下から離れた2階でも被害は起こります。

台風の横なぐりの雨は、ふだんは水が入らない隙間から水を押し込みます。天井や窓まわりに出たしみは、見過ごさないようにしてください。

床下浸水したときに最初にやること

実際に床下まで水が来た場合にやることは、片付けと乾燥、そしてシロアリの保証の確認です。消毒と石灰については誤解が多いので、自治体の案内をもとに説明します。

泥と水を出して、しっかり乾かす

床下浸水のあとは、土砂や汚泥を取り除き、水で洗い流してから、しっかり乾かすことが大切です。床下に土や水分が残っていると、その湿気が基礎や土台に影響することがあります。

床下にたまった水は雑巾やポンプで吸い取り、そのあとは扇風機などで風を送って乾かします。床下に入って作業するときは、換気をしたうえで、必ず2人以上で行ってください。

コンクリートで床下全体をおおうベタ基礎の家は、水がたまったままになりそうに見えますが、私たちが現場で見ている限り、浸水後の床下は意外と早く乾きます。乾かすために特別なことをする前に、まず泥と水を出して、換気口から風が通るようにしておきましょう。

片付けの人手が足りないときは、お住まいの市町村の社会福祉協議会に相談すると、ボランティアや支援制度を案内してもらえる場合があります。

床下の消毒は原則いらない。石灰もまかない

「浸水したら床下を消毒しないと」と考える方は多いのですが、床下や庭など屋外の消毒は原則として不要とされています。いちばん大切なのは、清掃と乾燥です。

昔から床下に石灰をまく方法もありますが、自治体の案内では、床下に消石灰をまく方法や効果ははっきり示されていないとしています。消石灰はアルカリ性で、肌や目に触れると炎症を起こす危険があります。

さらに、石灰は湿気を吸って固まり、泥やごみと混ざると、かえって乾燥をさまたげることがあります。床下には石灰をまかず、風を通して乾かしてください。

シロアリの保証がどうなるかを確認する

シロアリの保証の内容によっては、床下浸水するとシロアリの保証が受けられなくなる場合があります。浸水で、床下に処理した薬剤が流れたり薄まったりするためです。

床下浸水したら、片付けが落ち着いた時点で、ハウスメーカーの担当者やシロアリ防除をしてもらった業者に、保証がどうなるかを問い合わせてください。

保証が受けられないとわかったときは、床下の状態を点検したうえで、薬剤の処理をし直すかどうかを考えましょう。

大雨のあとの「床下を点検しましょうか」は、その場で決めない

床下が心配なときほど、急な訪問には気をつけてください。

「無料で点検します」と訪ねてきて、点検後に不安をあおって契約を迫る手口について、各地の消費生活センターが繰り返し注意を呼びかけています。

  • 知らない業者を安易に家に入れない
  • その場で契約しない
  • 何社か見積もりを取り、家族にも相談する

訪問販売で契約してしまった場合でも、法律で決められた契約書面を受け取った日を含めて8日以内であれば、クーリング・オフができます。

私たちも床下点検をしていますが、点検は床下の今の状態を知ってもらうためのものです。点検のその場で契約を求めることはありません。結果を聞いたうえで、家族と相談してから決めてください。点検についての私たちの考え方は、「これからも長く住むために。私たちが『無料点検』にこだわる本当の理由」に書いています。

浸水していない家でも見ておきたい5つの場所

床下まで水が来ていなくても、大雨のあとは家の周りに湿気のたまり場ができます。雨がやんで晴れた日に、次の5か所を見て回ってください。

1. 基礎の換気口のまわり

換気口の下に、泥はねや水たまりのあとが残っていないかを見ます。

植木鉢や物置、自転車などで換気口がふさがれていると、床下の湿気が抜けません。雨の多い時期は、換気口の前を空けておきましょう。

2. 雨どいの出口と、家の周りの水たまり

雨どいが外れたり詰まったりしていると、屋根に降った雨が基礎のすぐ横に落ち続けます。

雨がやんだあとも長く水たまりが残る場所は、水はけが悪く、その近くの床下も湿りやすくなります。

3. 床下収納や点検口からのぞく

キッチンの床下収納は、中の収納箱を持ち上げて外すと床下が見えます。特別な工具はいりません。和室なら、畳を上げて床板の下を確認する方法もあります。

見るポイントは3つです。

  • 水や泥が残っていないか
  • 木材に白いカビや、湿ったしみがないか
  • カビくさいにおいがしないか

懐中電灯で照らしてのぞくだけにして、床下にもぐるのはやめてください。狭いうえに、釘や配管でけがをするおそれがあります。

4. 浴室・洗面所・玄関の足もと

水回りは、ふだんからシロアリ被害が多い場所です。

浴室の入口や洗面所の床がふかふかしないか、玄関の上がり框(かまち)や土間との境目に、土のすじのようなものがないかを確かめます。

5. 天井・窓まわりの雨じみ

台風のあとに、天井や窓枠、ベランダに面した壁に新しいしみが出ていないかを見ます。

しみは雨漏りのサインです。雨漏りを先に直さないと、壁の中や柱が湿り続け、シロアリが入り込みやすい状態が残ります。

湿気の先に出てくる、シロアリのサイン

湿った状態が続いた家にシロアリが入り込むと、次のようなサインが出てきます。

  • 基礎や床下の木材に、土でできたトンネル(蟻道)がある
  • 柱や壁を軽くたたくと、空洞のような軽い音がする
  • 敷居や木の枠が、押すとやわらかい
  • 春(4月後半〜5月)に、家の中や周りで羽アリを見た

家の中と外で確かめられるサインは、「【セルフチェック】玄関、お風呂、基礎のヒビ…プロが教える『シロアリ潜伏サイン』7選」で写真つきで紹介しています。

ヤマト産業の床下点検で見ていること

私たちの床下点検は無料で、時間は30分前後です。床下に入って、次の点を確認します。

  • 床下の温度と湿度
  • 蟻道(シロアリが通るトンネル)がないか
  • 水漏れがないか
  • そのほか、気になるところがないか

点検のあとは、床下で撮った写真を見てもらいながら、今の状態を説明します。ふだん見ることのない床下を、写真で一緒に確認できます。

湿気が気になる床下には、調湿剤や床下換気扇で対策することもできます(費用は別途見積もりします)。対策が必要かどうかは、点検で測った温度と湿度をもとに説明します。

こんな状態なら、一度相談してください

□ 床下浸水した、または家の周りが水につかった
□ 大雨のあと、床下収納や押し入れからカビのにおいがする
□ 換気口のまわりに水たまりや泥のあとが残っている
□ 雨どいの水が基礎のすぐ横に落ちている
□ 天井や窓まわりに新しい雨じみがある
□ 前回のシロアリ予防から5年以上たっている、または一度もしていない

1つでも当てはまったら、床下の状態を一度確かめておくと安心です。

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所在地:奈良県大和郡山市筒井町275-4
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まとめ

床下浸水した家で最初にやるべきなのは、消毒や石灰ではなく、泥を出して乾かすことです。床下そのものは思っているより早く乾きますが、浸水で薬剤が流れたり薄まったりしていることがあります。片付けが落ち着いたら、最後にシロアリ防除をしてもらった業者に、保証がどうなるかを確認してください。

浸水していない家も、換気口、雨どい、床下収納、水回り、雨じみの5か所を見ておけば、湿気がたまりやすい場所に早く気づけます。

台風のあとは、晴れた日に床下収納を開けて懐中電灯で中を照らしてみてください。見える範囲に水もカビのにおいもなければ、あわてる必要はありません。どちらかがあれば、写真を撮ってLINEで送ってください。点検したほうがいいかどうか、写真を見て返事します。

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この記事を書いた人

株式会社ヤマト産業 シロアリ防除施工士のアバター 株式会社ヤマト産業 シロアリ防除施工士 住まいのメンテナンスチーム

奈良・京阪奈エリアで20年、数千件の実績を持つベテラン施工士。「シロアリ駆除は資産を守ること」をモットーに、ペットや子供にも安心な薬剤選定にこだわっています。
床下のわずかな異変も見逃さない「家の主治医」として、水漏れやカビもチェック。無理な営業は一切しませんので、お気軽に無料点検をご利用ください。

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